限月について

粘度の老夫婦とお金

先物取引は、商品や株価指数などの取引が行われていますが、同一の商品などに対して、複数の限月が設定されています。限月は、取引される商品などの最終取引日のある月のことです。現在に近い限月のことを期近、遠いところを期先と呼びます。 そして、同一商品などの各限月ごとに取引ができますが、その価格に違いが出ているのが普通です。期先より期近の価格の方が安い時には、順鞘がついているというような言い方をします。逆に、期先の方が期近より安い時には、逆鞘だといいます。 外国為替(FX)の先物取引は、有名なところでは、シカゴの取引所で行われています。例えば、オーストラリアドル/米ドルは逆鞘になっていますが、ユーロ/米ドルは順鞘です。これが何を意味しているのか、次で説明します。

FXは一般に外国為替証拠金取引のことをさしますが、その多くは、業者との相対取引である店頭取引で行われています。この取引は、普通、ニューヨーク為替市場の閉まる時間で一旦精算されるようになっていますが、自動的にロールオーバー(取引の乗り換え)されて決済がされるまでポジションはそのままです。これは、限月がアメリカ時間のその日である先物取引と考えられます。 ところで、FXにはスワップポイントというものがあります。これは、金利分に相当する金銭を毎日支払ったり受け取ったりしているものです。ところが、先ほどのシカゴの取引所の外国為替先物取引では、スワップポイントがありません。その代わりに限月間の価格に順鞘または逆鞘が出現しています。 これは、何を意味しているのかといいますと、FXでやり取りしているスワップポイントは、外国為替先物取引では限月間の価格に内包されて(織り込まれて)いるということです。